大学生の見る景色

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大学生の見る景色は、本当は極彩色なんです。

あらゆる色で彩られていて、それらが完全に調和した時間が流れています。

スクールの語源は、ラテン語のスカラーで、余暇という意味です。

学問の最高学府である大学は、あなたに一番高等な学問である余暇を与えてくれます。余暇になにをするのか、すべてはあなたに委ねられています。

  • あてもなく、うろうろする。
  • 大恋愛をする。
  • 赴くままに、西へ東へ行ってみる。
  • 友達と、何かしたり、何もしなかったりする。
  • 答えの出ない議論をする。
  • まだ何もはじまっていないことに、気がつく。

大学は本来、世俗から距離を置いていて、ゆっくり時間が流れる場所です。そこでは、なんでも出来るし、なにもできないんです。

今日では、6割近くの日本人が、大学に進学します。大多数が、大学生活の先になにを見ているのか。それは、その時代、その時代で大きく変遷して、他の大学生にも影響を与えます。しかし、どんな時代でも、多かれ少なかれ、大学生全員が、極彩色の時間を体験します。そして、それは本当に楽しいんです。余暇こそ最上級の学びであると心得ると、大人になってからも、余暇を愛する視点を持てると思います。

大学の本質は、極彩色の余暇そのものです。そして、大学の先に見える景色は、本当はひとりひとり違うんです。