イエローカード前の警告

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サッカーの審判は、選手の背番号と違反行為だけを見て、イエローカードを出します。どの選手がやろうが、イエローカードとなる違反行為は、イエローカードなんですね。

そして、イエローカードを1度提示された選手が、再度イエローカード以上の違反行為をすると、レッドカードとなり、退場となります。

サッカーの警告から退場までの一連のシステムって、人生のルールと同じなんです。

レッドカードって、人生では、取り返しのつかない失敗に値します。刑務所に入れられたり、破産したり、生命を失うといった事態です。

イエローカードは、その前の段階です。両親や友達からの親身なアドバイス、助言、助力ですね。「このままだと、人生取り返しのつかないことになるぞ」といった警告の場合が多いです。

じゃあ、イエローカード前の警告ってなんですかというと、これは、聞く耳がないと、聞こえない警告なんです。他人に起きたことを、我が身のことと考えて学び取ったり、生かしたりすることです。心無い嫌味や悪口の形で聞こえてくることもあります。でも、これを警告と聞いて、人生の軌道を微調整できるかどうかで、辿り着く場所が、天と地ほど違うんです。

刑務所に入って、自由を奪われると、当たり前の日常ってありがたかったんだって、強制的に教えられるんです。

それは、向上なんですね。

でも、いま、何気ないところから、警告を見いだし、当たり前の日常があることに感謝し始めると、それもまた、向上していくんですね。

取り返しがつかない失敗の後の向上も、それを回避しての向上も、向上であることに変わりはないです。でも、どうせ同じ向上をするなら、楽なほうがよくないですか。