インターネット2020
2020年9月現在、インターネットにおける人々の表現の多様性は、まさにルネサンスです。それと同時に、世界中を覆いつくした光の網は、様々な思惑を持つ人、組織、国家やそれらの連合体が、各々の信じる使い方をしています。
- 映像
- 画像
- 音楽
- 生放送
- ゲーム
- 仮想通貨
- 通信
- ソーシャルネットワーク
- 監視
- 社会正義
- ギャンブル
- ダークウェブ
- 非合法なコンテンツ
インターネットを用いたショービジネスは、黎明期から円熟期へ移行しています。
人々は、物理的にコンテンツを所有することは、あまり幸せと直結しないことに気がつき始めました。
人々は、フォロワーの数や、いいねの数といった、好かれていること、自分のために、時間を消費してくれる他者が、何人いるかで競うようになりました。
インターネット上の、自分のコンテンツの評価は、その人の現実の価値に直結するようになってきたんです。
- 大多数から好かれている
- 特別な誰かの特別な存在である
- 誰もが羨む場所に行ける
20世紀は、モノの時代でした。しかし、21世紀は、コトの時代なんです。大多数から見て、特別なコトを起こし続けることが、誰もが求める状態です。自分自身がそうなりたい。それが無理なら、そんな特別な人と繋がっていたい。
ツイッターやインスタグラムといった、短文で繋がったり、写真で繋がるソーシャルネットは、もはや飽和を超えた飽和状態です。
ティックトックもいまでは、若者がコンテンツフィードを続けていて、勢いがあります。しかし、彼らが5年10年と年齢を重ねていけば、次の世代の若者は、ティックトックをウェブ上での場所とはしないかもしれません。少なくとも、ティックトックに集う大多数は、彼らの親もユーザー登録している、フェイスブックは選ばなかったわけです。
若者は、常に大人がいない場所で遊びます。それは、インターネット上でも同じで、サイトが有名になればなるほど、大人がそこに介入してきます。若者は、新たな場所を求めるのです。